注意すべき相続手続き~再婚した方ver~
2022/09/08
昨今、離婚・再婚は珍しいものではありません。新しいパートナーと新たな人生を歩んでいくために先の心配事や見えないリスクを洗い出しておくことをオススメします。
相続手続きの中で、大きな心配事の1つとしては、遺産分割協議が調いにくいことです。
前婚の子どもがいる場合、遺産分割協議を配偶者(後妻)や配偶者との間の子どもが前婚の子どもと行わないと いけません。
前婚の子どもがいることは知っているが、
どこにいるのか、名前さえも分からないというパターンがほとんどです。
亡くなった方の戸籍謄本を追っていけば、
たどり着くことは出来ますが、その先は?
遺産分割協議に協力をしてくれるのかは分かりません。
遺産のほとんどが金融資産であれば、
まだ協議の余地はあるでしょうが、
不動産のみとなれば、相手方の性格の良さを祈るしかありません。
この様に遺産分割協議書に署名・捺印してもらうハードルが、通常の相続よりも高くなります。
その心配事を無くすためには、遺言です。
しかも自筆ではなく、「公正証書遺言」で残すのが大事なポイントです。
公正証書遺言では、自筆証書遺言の場合にある「検認」という作業がなく、
かつ公証人を交えて作成するので、遺言の効力が確実にあります。
作成までの費用・手間はありますが、実際使用する時のことを考えると
「公正証書遺言」が一番オススメです。
ただし、遺留分には要注意です。
遺留分を侵害されたとして、請求が来るかもしれません。
その様な場合は、金銭で対応することが原則です。
払える金銭があればいいですが、
ない場合は、事前の準備が必要でしょう。
準備には専門的な知識が必要です。
他にも見えないリスクが出てくるかもしれません。大事なパートナーのために
出来るうちに対策を行いましょう!!
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