あなたの不動産、共有者全員分かりますか?
2023/05/12
共有の不動産には様々なトラブルがつきものです。
その中のひとつに、
共有者がどこのだれか分からないというのがあります。
令和5年4月の法律改正により、
所在等不明共有者の持分の取得が可能になりました。
相続登記の義務化をはじめとする
所有者不明土地の解消を目的とする法改正のひとつです。
共有の場合、共有者の全員でしかできない
処分行為と呼ばれるものや、
共有者の持分の過半数の決定がなければできない
管理行為というものがあります。
もちろん共有者が単独でできる保存行為というのもあります。
問題となるのは、処分行為や管理行為です。
どこのだれか分からない人の合意は得られないですよね?
そこで、所在等が不明な共有者の持分を
他の共有者が取得できる制度が始まりました。
ただし、
この手続きには裁判所での手続きが必要であったり、
相続が開始していれば10年以上経過していないといけなかったり
という要件があります。
そう簡単に手続きはできなさそうですね。
不動産が共有になる前に、
共有の当事者同士が分かるうちに
早めの対策をしておきましょう。
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