初めての遺言証人
2018/11/18
広島市にお住まいのBさんご夫妻から、遺言書を作成するので立ち会って欲しいと連絡がありました。 Bさんご夫妻とは昭和の時代にマンションを購入していただき、その後2回住み替えをお手伝いさせていただくなど20年のお付き合いをさせていただいたお客様です。
ご夫婦とも80歳前後の高齢者でしたので、どちらが先に亡くなるか分かりません。そこで、ご夫婦で相談してご夫婦とも相手方が亡くなった場合を想定し双方とも遺言書を作成しました。 奥様の移動が難しいため、公証人役場から公証人と証人をお一人連れてご自宅までお越しいただきました。 私を含めて証人が二人になります。 筆ペンで証人としての署名と捺印をしたのですが、もう一人の証人さんが達筆で、この時ばかりはもっと書道を勉強しておけばよかったと後悔しました。
財産は金融財産と不動産以外に著作権がありました。 著作権については一部放棄するもの以外は某団体へ寄付するとのことでした。 相続人のお子さんが海外に居られたため、遺言書作成後、遺言の内容を伝えたとの事。 その後、奥様が亡くなられ、2年後ご主人も亡くなられました。 息子さんが帰ってこられ、綺麗に整理し帰国されました。 初めての公正証書による遺言証人を務め、遺言書を見たのも初めてでしたが、その後の相続にも立ち会い、遺言書の効力を身をもって体験しました。
文:ファイナンシャル・プランナー 香川 文人
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