相続コラム

墓じまい(改葬許可申請)のご依頼

相続コラム

2020/03/27

先日、広島市東区にお住まいの方から

墓じまいのご相談をいただきました。

相談者の母親が建てたお墓には、

亡き父親のお骨が入っています。

母親がお世話になっていた菩提寺がある地域には

お墓が建てられないため、お墓は別のお寺が

管理する墓地に建て管理料を払っていました。

この度、その母親が亡くなりました。

本来であれば、母親も同じ墓に入るのが普通ですが、

母親は生前に、多額の寄付を菩提寺から求められるため、

自分が亡くなったら離檀し、墓を他に移すよう

子どもたちに伝えていました。

そこで、長男である相談者は、行政書士に改葬許可証を代理で

取得してもらおうと考えました。

わかりやすく言うと、ご本人が直接お寺と接触することなく、

近くの墓地にお墓を移したいとのご要望ことでした。

改葬許可とは、墓じまい等でお骨を移す際に

自治体が許可を出すことで、

入っているお骨が誰のものなのかなどの情報を記載し、

墓地管理者がその事実を認めれば、

自治体が改葬許可証を発行することになります。

したがって、墓苑管理者が許可の可否を判断するものではありません。

しかし、墓地管理者が納骨の事実を認めなければ

自治体も許可証を発行しないため、

墓地管理者の中には許可を下す立場にあるような

振る舞いをするお寺もあります。

 

改葬許可申請のご依頼をいただいた我々は、

戸籍(除籍)謄本等で申請に必要な情報を収集し、

墓地管理者へ納められているお骨の情報と相違ないか

郵送で事実確認しました。

後日、墓地管理者からは、

菩提寺へまず連絡をとるよう電話がありましたが、

離檀の手続きと改葬許可とは別物であり、

墓地管理者に納骨の事実確認をお願いしているだけだと説明し、

最終的には、納骨の事実をご確認いただき、

無事、自治体に申請、改葬許可証を取得することができました。

ご依頼者様は、母親との約束を果たすことができ、

新たな墓地管理者とも正式に納骨の手続きができたと

喜んでいただきました。

我々は、このような手続きの仕方を

推奨しているわけではありません。

しかし、経済状況や宗教観など多種多様な現代において、

お寺との付き合い方に変化が起きているは間違いないと思います。

そしてその変化に対応できていない、

頑なに拒絶反応を示すお寺が多いようにも感じます。

代々引き継がれてきた菩提寺との関係が時代とともに

薄れていくのは少し寂しい気がしますが、

檀家の経済状況、お気持ちに即したお布施や寄付の額では

なくなってしまっているもの事実だと思います。

 

文:永戸康弘

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