浄土真宗のお彼岸について
2019/03/05
お彼岸とは、3月の春分の日と9月の秋分の日の、
共に前後3日間の計7日間をいいます。
3月の春分の日と9月の秋分の日は、
太陽が真東から昇り真西に沈みますが、
その日に西方の極楽におられる
阿弥陀仏を礼拝するのにふさわしいという考えから、
平安時代から始まり、
江戸時代には極楽をしのぶ日、
また先祖をしのぶ日としてお彼岸が
定着していったといわれます。
このようにお彼岸はほかの仏教国にない
日本だけの仏教行事です。
浄土真宗は自分の力で彼岸に渡る考えも
追善供養(ついぜんくよう)
(生きている人が亡くなった人に対して行う供養)もないので、
お彼岸とは修行をするための特別な行事を行う場ではなく、
むしろ日常生活の延長で
仏さまの世界に導いて下さった
亡き祖先や人々をたたえる場として
お墓まいりを行い、
仏さまの教え(法話)を聞かせていただく場、
やがてかえって行く浄土の想いをはせる機会としての
意味合いが重要視されています。
お彼岸の期間はどの宗派でも
色々な仏教行事がおこなわれますが、
特に浄土真宗のお寺では
彼岸会(ひがんえ)と呼ばれる法要が勤められ、
多くの門徒さんがお寺にお参りされて法話を聴聞されます。
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仏事コーディネーター 三村 敏彦
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