相続した金融資産の評価方法
2023/07/21
相続のお困りごとで多いのが、
亡くなった人が
どの位の財産を持っていたのかわからない、
相続税がかかるかどうか
よくわからないというものです。
では、相続財産の評価とは
どのようにするのでしょうか。
預貯金の正確な相続税の評価額は、
預金残高+既経過利息額、
生命保険契約に関する権利は、
相続開始時に解約した場合の
解約返戻金の相当額となります。
この辺りはまだわかりやすいのですが、
亡くなられた方が株式をお持ちの場合は
少し複雑になります。
まず上場株式の場合は、
以下の4つの価格のうち
最も低い価額で評価します。
- 課税時期(相続開始日)の最終価格
- 課税時期の属する月の毎日の最終価格の平均額
- 課税時期の属する月の前月の毎日の最終価格の平均額
- 課税時期の属する月の前々月の毎日の最終価格の平均額
これは株式には、
急騰や暴落する場合もあるので、
公平に評価する為です。
さらに非上場株式場合は、
会社の規模(従業員数、売上高等)や
形態によって評価の仕方が変わってきます。
なので中小企業オーナーの相続は、
とても大変となります。
ちなみにこれらは、あくまで相続税申告の際の評価ですので、
遺産分割の際は、これらを参考にし、
最終的には相続人の協議により決めます。
身近の方でこのような方がいる場合は、
相続の際の負担を少しでも軽くするために、
ぜひご相談ください。
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