不動産の評価額①-2 タワマン節税終了!?
2023/08/30
タワマン節税という言葉があります。
富裕層を中心に相続税を節税するために
タワーマンションの高層階を購入する節税法です。
なぜ節税になるか?
タワーマンションに限らず、
相続税においては
現金よりも不動産の評価の方が低くなります。
例えば、5000万円で土地を買ったとします。
路線価が200,000円、広さが200㎡だった場合、
相続税評価額は4000万円です。
現金5000万円が4000万円の評価になり、
1000万円財産が減ったことになります。
このように実勢価格と相続税の評価額の
乖離に着目して生まれたのが、
タワマン節税です。
タワーマンションは、
土地の広さのわりに部屋数が多く、
それだけ一つ一つの部屋に対する
土地の権利が小さくなります。
実際に購入する際の金額と
相続税評価の乖離が非常に大きいため
相続税対策のひとつとして利用されています。
現在、タワーマンションの評価額は
実勢価格の平均4割ほどになっています。
しかし、国税庁は実勢価格と評価額の
乖離が大きすぎるとして
マンションの評価額の見直しを図ることとしました。
具体的には2024年1月からの適用を目指し、
実勢価格の6割程度まで引き上げられる可能性があります。
今後の国税庁の発表に注目です!
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