新薬と信託
2023/01/19投稿
コラム
認知症という単語は、
もう珍しい言葉ではありません。
高齢のご両親やお知り合いがいる方は、
身近な言葉だと思います。
そもそも認知症とは、「脳の病気や障害など
様々な原因により、認知機能が低下し、
日常生活に支障が出てくる状態」です。
2025年には高齢者の約5人に1人が
認知症になると予測されています。
(引用:厚生労働省『知ることからはじめよう
みんなのメンタルヘルス』より一部抜粋)
よく聞くアルツハイマー型認知症などは、
完全な治療方法が見つかってはいません。
しかし、2023年1月7日に日本経済新聞で
興味深い記事があげられました。
日本大手製薬会社(エーザイ)と
アメリカの医薬品メーカー(バイオジェン)が
共同開発した「レカネマブ」という薬が、
アルツハイマー型認知症の症状スピードを
緩やかにしたそうです。
アメリカでは迅速承認という特例で、
承認されたそうです。完全承認はまだのようですが、
早い承認を目指しているそうです。
日本でも承認申請を検討しているとあることから、
お目にかかれる日は遠くないかもしれません。
認知症対策の1つである「家族信託」でも、
認知機能で諦めていた方々が利用できる可能性が
出てくるかもしれません。
※「家族信託」は委託者(本人)と
受託者との契約になるため、
意思確認が必須です。
生前対策をお考えの方は、
ご本人よりも、そのお子様や関係者が
考えられていることも多いです。
認知症の進行は人それぞれです。
しかし、皆様に言えることは、
「早めの行動が不利になることは、
ほとんど無い」ということです。
「家族信託」はまだ馴染みが薄い制度でもあります。
正しい知識は、家族信託に強い専門家からもらいましょう。
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