平成30年住宅・土地統計調査の速報値発表
2019/05/08投稿
コラム
空き家総数、空き家率とも拡大
総務省統計局が
住宅・土地統計調査(5年毎)を行っており、
その総数の概数を
確定数の好評に先駆けて公表した。
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/tyousake.html
※この数値は今後公表する基本集計等の確定数と一致しない。
5年前と比べ、住宅総数は6242万戸と3.0%増加しているが、
増えているのは一都三県で4割を占め、
東京・神奈川・千葉・埼玉で関東圏に
集中していることが分かる。
空き家数は846万戸と26万戸増加。
空き家率は13.6%で過去最高となった。
空き家率の高い都道府県を見ると、
1位から10位までが、
山梨県・和歌山県・長野県・徳島県・高知県・鹿児島県・愛媛県・香川県・山口県・栃木県である。
甲信・四国地方で高い空き家率となっている。
これは私の予想とは低いものとなったが、
今後も空き家が増えることは間違いなく、
地方では大きな問題となっていることは
皆さん周知のことと思う。
次に共同住宅の住宅数だが、
30年間で2倍に増えている。
現実にネットでポータルサイト
(SUUMOやアットホーム)を見ると、
莫大な数の賃貸住宅(一戸建て・アパート・マンション)が
広告されている。
賃貸住宅も余っているのだ。
今後高齢化率が高まり
配偶者を亡くした単身者が増える。
更に結婚しない単身者も増加している。
これらに対応した住宅は生き残っていくだろうが、
狭い単純なワンルームは
入居率が悪くなっていると賃貸業者から聞く。
単身者も広い部屋を求めている。
オーナーの皆さんは今のうちに
高齢者対応(バリアフリー、手すり設置、車椅子対応等)をするか、
入居率の悪い物件は手放すなどの対策が必要だろう。
ファイナンシャルプランナー 香川文人
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