空き家「予備軍」東名阪330万戸
2018/06/30投稿
コラム
65歳以上の高齢者だけが住む戸建てとマンションの持ち家が
東京名古屋大阪の三大都市圏に合計336万戸あり、
同圏内の持ち家全体の2割強に達する事がわかった。
2018年6月23日付日本経済新聞朝刊記事
さて、この構図は今までの地方の田舎の実家が
空き家になったまま放置されている状況が、
都会にも広がってきたことを意味する。
これまでの空き家は田舎の実家だったものが、
これからは街中の実家が空き家になる。
核家族化により実家(団塊世代)は街中にある。
しかし子どもたちは既にマイホームを取得しており、
実家が空き家になっても住む予定は無い。
また、お互い一人っ子の子供達が結婚し持ち家を持っていない場合でも
将来どちらか一方の実家に住んだとして、もう一方は空き家になる。
少子化による子の減少も影響している。
日本経済新聞の記事は将来大都会で
空き家が急激に増加することを告げているものだが、
地方都市でも同じ事だ。
これまで田舎の空き家すなわち一戸建であり、
放置された空き家が倒壊の危険があるなどで世間を騒がし始めた。
これからの空き家はマンションが増える。
相続した子が住まなくても、管理費・修繕積立金の負担は大きい。
相続放棄も増えるだろう。
相続放棄された部屋が空き家のまま増えると、
スラム化や修繕積立金不足等により荒れていき、益々価値は下がる。
あなたのマイホームは将来誰が住みますか?
ファイナンシャルプランナー : 香川 文人
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