有価証券の信託方法は?
2020/12/25投稿
コラム
家族信託の財産として不動産・預貯金以外に
有価証券も挙げられます。
信託するためには、信託口口座が必要になります。
しかし、口座開設が出来る証券会社は限られています。
野村證券や大和証券、最近では楽天証券でも
取り扱いが出来るようになりました。
家族信託の場合、
委託者の口座から受託者名義の信託口口座に
有価証券を移動させ、信託契約に従って
管理・取引を行うことが出来ます。
金銭用の信託口口座とは別に開設しなければなりません。
また開設するためには、
証券会社の要件を満たした信託契約書を
公正証書を作成しなければいけません。
各証券会社によって要件が異なるため、
専門家と相談・確認しながら行ったほうが良いでしょう。
株主名簿には受託者名義で登録されます。
新規で登録の場合、保有期間が始めからになるため、
長期保有していた上場株式の株主優待の期間も
リセットされてしまいます。
また、信託口口座は通常の口座とは違うので、
運用方法も異なる場合があります。
基本的に他の証券会社で保管している国内株式を
信託することが出来ます。
しかし、投資信託は開設した証券会社が取り扱っている商品でないと
信託すること出来ません。
特定口座やNISAの利用もできない可能性があるため、
事前に確認しておくことが必要です。
家族信託の設計は柔軟性がある反面、
複雑化することもあります。
家族信託をお考えの方は、ぜひ一度ご相談にご来社ください。
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